鮭の一生について。人生について学ぶことも!?

鮭の一生について。人生について学ぶことも!?

鮭

サーです。

今日は鮭の一生から学ぶ生き方。

なんやねん!(笑)

いや、彼らの生態を学ぶ機会があったのですが、実にひたむきでカッコいいとさえ思える生き様。

まじ鮭リスペクト。

人生に悩んでいる人は必見です。本当かな?

中身は単純に鮭の生態についての備忘録。でも何か感じていただければ。何も感じなかったらごめんなさい。

でもね、

↓の見出しを見てください。もうこれは偉人伝(笑)

 

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生まれた場所が故郷、幼くして旅に出る

鮭は、冬の間を卵(イクラ)の状態で過ごします。

普段食べるイクラ、プチプチとしておいしいですよね。でもあんなに柔らかいイクラで大丈夫なの?

実は、わたしたちが食べているイクラは未成熟なもの。実際に産卵されたイクラはまるでピンポン玉のように弾力はあるけど硬く、小石や砂に埋められてもへっちゃらです。

このイクラ、当然自然界では最高のごちそうなので、ありとあらゆる生き物が狙います。

鮭以外のすべての魚、カニ、エビ、水生昆虫、鳥、動物。彼らにとってイクラは冬を越すための大事な食料。だからメスのサケは必死に川底に埋めて隠そうとするのですね。

 

春になり生まれた稚魚たちは、プランクトンを食べながら川を下り始めます。

5cm~10cmくらいになると、徐々に海水にも適応できるようになってきます。淡水と海水を行き来できる能力というのは、実はとても重要で、魚の中でもマス類の特徴と言えます。

みなさんはもしかしたら、サケだけが海と川を行き来できる魚だと思うかもしれませんが、マスのほとんどが持っている特徴だといえます。

例えば、アユもそうですし、ニジマスやヤマメ、イワナなども海に下ることができます。名前が変わってしまうのでわからないだけで、スチールヘッド(ニジマス)、サクラマス(ヤマメ)、アメマス(イワナ)、サツキマス(アマゴ)はすべて海に降りたマスです。

彼らは生まれると2~3か月で海に出ます。川の中では10cmくらいになると天敵も減り、過ごしやすいはずなのですが、それでも大きくなるために海に出ます。

海では10cmはまだまだ弱者、ほとんどの海洋生物の食料になるため、ここまでで生存率は半分以下と言われています。過酷ですね。

稚魚

合うものすべてが天敵。集団行動の利点を知り尽くした生き方

それでも彼らは、集団を作って旅を続けます。

集団行動の利点は、捕食者の気を散らして食べられにくくする点です。一匹でいると徹底的に狙われ、いずれ体力の差で捕まり食べられてしまいますが、集団でいると、敵は一匹に狙いをつけにくくなり、狙われる時間は結果的に短くなります。

その代わり、エサは独り占めできないません。そこで、彼らは小さなえびを食料とします。オキアミと言われる小さなえびは、北の海に大量に発生するので、エサに困ることはありません。

鮭の身が赤いのは、このエビの色素だということがわかっています。茹でたえびは赤いですよね?アレです。

 

おもしろいのは、集団でいながらも個々が独立しているところ。

敵に襲われたとき、仲間の変わりに犠牲になろうというものは一匹もいません。みんな必死で逃げます。エサを取るときも仲良く半分こはあり得ません。時にはかみついて仲間を追い払ってでもたくさん食べようとします。

なのに、集団で行動する。

その目的は一つ「自分が生き残るため」

 

知能が高くなり、集団が「仲間」になると、自己犠牲の精神が芽生えるといわれています。仲間を助けようとしたり、自分がおとりとなったり・・・。

人はさらにこの傾向が進み過ぎて、集団に対する「依存」や「同調」。集団になじまない者に対する「排他」が起こります。

これを社会性とも言いますが、本来の集団の目的「生き残る」という点からは矛盾していると思いませんか?いじめや社会不適合が原因でいじめや自殺が起こるのは、種を保存するということとは正反対です。変ですね。

これが正しい進化なのかは誰にもわかりません。

 

いま、「ティール組織」という組織が注目されていますが、これは人類の「集団」としての新たな進化かもしれません。まだWikipediaにも登録されていないこの言葉の意味は・・・

ティール組織

自律分散型組織。権力は集中せず、権限は全メンバーに付与。情報は共有され、組織の存在目的にあわせた持続可能な進化

ん?「生き残る」という目的のために、リーダーもなく個々が活動する・・・鮭やん(笑)

とも取れるかもしれません。

 

自分の進路をあらゆる情報収集方法で決める

鮭(シロザケ)は、4年間を海で過ごし魚体を大きくしていきます。

そして、4年経つとこの群れは目的を「生き残る」ことから、「母川に還り産卵をする」へと変え、一斉に生まれた川を目指します。

しかし、どうやって生まれた川まで戻るのでしょうか?

最初は、太陽の位置や水温、海流などを読み取りながら、大まかな方向を見つけるといわれています。磁力を感知するコンパスを持っているとも。相当優秀なカーナビのようです。

そして、いよいよ日本沿岸に来ると、今度は嗅覚を使って、自分の川の匂いをかぎ分けると言われています。その判別率は95%!残りの5%も、隣の川などと間違う程度で、「違う国に来ちゃった!」みたいなのはいないようです(笑)

放流した鮭の生き残りの95%が戻ってくるのですから、漁業としても効率がいいと言えますね。当然、環境の悪化などで川の匂いが変わってしまうと回帰率(戻る率)は悪化します。

自分で情報処理を行い、自分の川に帰る。

そして95%のサケが自信をもって自分の川を判別できる。すごいですね。

鮭

自然に還ることすら誰かの役に立つ

例えば、北海道の川には、数十万尾という鮭が帰ってくるといわれています。

そして、その鮭は産卵を終えるとすべて死んでしまう。。。

え?数十万尾の死骸はどうなるの?悪臭が凄そう・・・。

しかし、北海道に鮭が来るのは秋、産卵を終えて死ぬ頃には初冬。

水温は10℃前後まで下がり、天然の冷蔵庫のようになります。真冬になれば冷凍庫。

そして、腐らずに、彼らの身は冬眠をしないキツネやタヌキ、ネズミ、ワシ、カラス、カニやエビ・・・など、多くの動物の貴重な食料として消費されます。そして、わずかに残ったものも、春になれば栄養分としてプランクトンに分解される。全く無駄がありません。

もし鮭がいなくなったら、ヒグマも含め相当な動物たちが影響を受けるだろうと言われています。もちろん人間もそうでしょう。

残念ながら、温暖化の影響で、サケの回帰は遅れてきています。理由は水温。彼らは高い水温では生きられないので、秋の水温が下がるまで戻ってこられないのです。

将来、秋になっても彼らの適温まで水温が下がらなかったら、もう鮭は戻ってきません。

これだけは避けたいですね。

 

これが鮭の生きる道。なにか感じるものがありましたか?

サーでした。

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