田舎暮らし、地方移住の指標になるかも。映画「little forest(リトル・フォレスト)」

田舎暮らし、地方移住の指標になるかも。映画「little forest(リトル・フォレスト)」

リトルフォレスト

出典:DVD版「little forest」

地方移住や田舎暮らし。

多分この映画の暮らし、そのまんまをイメージする方が多いのかな。

この「little forest」、ベルリン国際映画祭に招待作品としてエントリーされたこともあり、もしかしたらもう観たことがある方もいるかもしれませんね。

「生きるために食べる。 食べるために作る。」

東北の小さな集落を舞台に映像化されたこの映画を、「地方移住」「田舎暮らし」という視点で見ていきたいと思います。

この映画のような暮らしをしたい、という方はいわゆるガチ勢。ここまではちょっと、、、という方はライト勢、それぞれにあった移住を考えてもらえる指標となる映画です。

うん、いい映画。そういう意味でも。

主題歌も私の好きなアーティストYUIさんのバンド「FLOWER FLOWER」だし。

なにより、橋本愛さんと松岡茉優さんが、映画内ですっぴん(風?)でも超かわいい。

以上。

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いちおうあらすじを

東北のとある集落「小森」。映画のタイトル「little forest」はここからだと思われます。

橋本愛さん演じる「いち子」は、都会暮らしを経て、故郷の小森に帰って来た。

高校生の時に母子家庭だった母も失踪し、一人で生活してきた、いち子の田舎暮らしを淡々と描いている。

田畑で米や野菜を育て、自給自足の暮らしをする中で、幼馴染の松岡茉優さん演じるキッコ、三浦貴大さん演じるユウ太と共に成長していく物語?です。

最終的にはそれぞれが結婚し、集落の存続にわずかな希望の光が・・・な感じですが、それはメインストーリーではありません。

物語?が付いたのは、本当に淡々と日常が描かれていて、ストーリー性はあまりないから。それよりも、いち子の作る料理がメインにこの映画は作られています。

チャプターが「○○th dish」というところにも、この映画のコンセプトが見えますね。

そう、この映画は、田舎暮らしの日常を切り取った映像集。

と言えます。

リトルフォレスト

出典:映画「little forest」DVD版より

田舎描写はデフォルメ、でもみなさんイメージ通りの田舎暮らし?

この映画で描かれる描写は田舎暮らしを相当デフォルメしています。

例えば、梅雨時の湿気対策で、薪ストーブを焚いているとか。確かに効果はありますが、いまどき田舎でも除湿器やエアコンくらいあるでしょう。

冬の除雪。幹線道路までは自分で除雪はあっていますが、何十mもスコップやママさんダンプでやる人はいません。除雪機や、農家さんならトラクターに除雪板を付けてガーっと押し出して終了です。

ママさんダンプはコレ↑

いやお前持っとるやん!使っとるやん!というツッコミが来そうですが(笑)

これを使うのは玄関先の数mくらい。これで玄関先から市道まで数十m除雪は無理。東北地方の湿った重い雪ならなおのこと無理。

除雪機

メインの除雪はこいつが主役。お値段30万円!なり。

畑も家庭菜園のようで、近くでいろんな種類の野菜を育てて、花粉による交雑もお構いなしな感じ。知り合いの農家さんは「配置が雑!」と笑っていました。

まぁ、若い女の子が育てる畑なので、あえてそうしたのかもしれません。

 

とはいえ、ゆったりと流れる時間は田舎そのもの。

軒下に大根を干したり、干し柿を作ったり。

納豆餅やはっと汁が出てくることから、東北でも宮城方面と思われる料理の数々。

女の子が主人公なので、地元の野菜、山菜などを使ってパンやパニーニ、パスタなども作られています。

薪ストーブで焼き芋をしたり。

どうです?あこがれの田舎暮らしそのものでしょう?

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田舎の人間関係については描かれていない

ところで、この映画では、移住に関しての重要な情報が欠けています。

それは、田舎の人間関係。

主人公のいち子は、母子家庭。詳しくは描かれていませんが、離婚して地元に戻ってきた「出戻り」か、離婚を機に都会を捨てて田舎に移り住んだ「よそ者」なのか。

いずれにせよ、地元の人々の格好の噂ネタになったことは容易に想像できます。

その後母親の失踪、いち子自身も一度都会に出るも、一人で帰郷。

こんな状態で田舎になじむには、相当な社交性を発揮するか、数少ない理解者の数名とだけ交流をしていくのか?描かれてはいませんが興味がありますね。

最終的には、映画の中で集落の人と一緒に神楽を踊っているので、馴染めたのでしょう。結婚して戻ってきたので、それも大きいかも。集落の存続にとって貴重な人材となりましたから。

 

田舎暮らしを考えている方は、その辺の田舎の人間関係も考えていかなくてはいけません。あなたが思っている以上に、あなたの暮らしや過去、考え方に興味がありますよ。

そこを積極的に発信して互いに理解し合って融合していけるかどうかは結構重要です。

あなたの移住スタイルはどっち?

今回紹介した映画のような小さな集落に移住を希望するのであれば、濃い集落内での交流や地域行事参加、しきたりを守るなど、「郷に入らば郷に従え」ができるかどうか、が移住成功のカギになりそうですね。

ぜひそんな暮らしがしたい!という方には、限界集落と言われつつもまだまだそういう場所はたくさんあります。

補助金や助成金もいろいろあるようなので、どんどん活用して田舎暮らしを満喫してくださいね。

馴染みつつ、集落を盛り上げて人を呼び込める方は、どこも欲しがっていますから。

 

逆に、この映画を観て「ここまで不便な田舎暮らしはちょっと・・・。」と思ったあなた。

わたしと同じです(笑)。

そんな方は、もう少しライトな田舎暮らしを目指しましょう。

コンビニまで車で数分、スーパーも銀行も病院も近くにあって、路線バスも走っている。

電気や水道、ガス、携帯も普通に使える。

でも、畑や田んぼ、森に囲まれた田舎。田舎の新興住宅地で、人間関係も緩め。

そんな都合のいい場所、本当にあるの?

・・・あるよ!探せばいっぱい。

 

田舎暮らしに失敗するのは、ほとんどがイメージと実際の違いによる「ミスマッチ」。

少しでもミスマッチを防ぐために、週末移住や長期滞在をしてみるのもいいですね。

みなさんが楽しい田舎暮らしをできますように。

サーでした。

 

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